学歴コンプレックスの治し方とは?非大卒の私が向き合って変わった5つの方法

「ずっと学歴を気にしたままなのかな…」
こんにちは、天職オンザロック運営者の新道バレルです。
「学歴のことなんてもう忘れたい。」そう思っても、ふとした瞬間に蘇ってくる劣等感。SNSでの成功話、求人にある「大卒以上」の文字、同級生との年収差…。学歴に関する引け目は、日常の中にじわじわと入り込んできますよね。
私も学歴コンプレックスを抱えていた人間でして、初めての転職活動では、学歴が理由でかなり苦戦をしました…。そりゃあもう、あの時のダメージはかなり大きかったですよ。
ですが、学歴コンプレックスは“治らないもの”ではありません。少しずつやわらげることは十分に可能です。この記事では、非大卒から大手企業の管理職まで登りつめた私が、『感情の扱い方や行動の工夫を通じて、学歴コンプレックスの治し方』をお伝えします。

学歴コンプレックスは治せるのか?

結論からお伝えすると、『学歴コンプレックスは治せます!』これは私も克服したひとりであるというのと、向き合い方で十分に治せると信じているので断言しました。
ただし、一瞬でというのは難しいです。「自分と向き合いながら徐々に治した」というイメージですね。本章では、そもそも学歴コンプレックスは治せるものなのか?また捉え方について紹介します。
学歴コンプは思い込みが育てる
多くの人が抱く「高学歴=優秀、低学歴=劣っている」というイメージ。それは社会の中で刷り込まれた一種の思い込みです。
たとえば、学歴で評価されやすい新卒就活では、確かに影響があるかもしれません。しかし、社会に出てからは学歴以上に“結果”や“信頼”が評価される場面が増えていきます。
私も、もともと学歴コンプレックスが強かったのですが、昇進をきっかけに学歴以外で評価されてから、コンプレックスは思い込みだということを実感しました。
このような思い込みにとらわれると、現実よりも大きな壁を自分の中に作ってしまいます。なので、まずは「学歴コンプレックスは事実ではなく、心の中の設定かもしれない」と気づくことが第一歩。
いいですか。周りはあなたが思っているほど気にしていないかもしれません。そもそも自分の思い込みを疑うところから始めてみてください。
治療可否ではなく弱まるもの
学歴コンプレックスは風邪のように「完全に治す」ものではなく、時間とともに「薄れていく」感情だと私は考えています。気にする頻度が減ったり、日常で思い出す場面が減ってきたりすれば、それは前進している証拠。
一度気にならなくなっても、何かの拍子にまた思い出してしまうこともありますが、それも含めて「そういう時もあるよね」と軽く受け止めていくことが、長い目で見ればラクになるコツです。
なので、すぐに治そうとするのではなく、まずはコンプレックスを感じている自分を許してやってください。コンプレックスは持っていても良い、あなたの大切な感情の一部なのですから。
考え方を変えるだけでラクになる
「学歴コンプレックスがある自分はダメだ」と否定してしまうと、さらに苦しみが増してしまいます。
でも、「気にしてるけど、それが自分らしさでもある」と少し角度を変えて捉えることが大切です。そのように考えることで、きっと心の緊張がやわらぐでしょう。
完璧を求めず、「揺れながらでも前を向いている自分」でいられれば、十分に前進していけると考えています。まとめると、気楽に、「楽観的にいきましょー♪」という感じですね。

私も学歴のことで悩んだ時期がありました。でも今では、全く気にならなくなりました。もちろん、学歴差別は今でもイラッとしますけどね(笑)
学歴コンプレックスの治し方5選

学歴コンプレックスは一生続くものではなく、治せる(消えていく)ものだと紹介しました。
「じゃあ、どうしたら治せるの?」という声に答えて、学歴コンプレックスの治し方を5つ紹介します。
- 感情を否定しない
- トリガーを見つける
- 比較対象を減らす
- 自分の強みをみつける
- 一心不乱に努力する
感情を否定しない
「また学歴のこと気にしちゃった」と思った時、「自分は未熟だ」とか「情けない」と責めるのは逆効果です。
むしろ、自分の感じていることをちゃんと認めてあげる方が、心は落ち着きます。ちなみに私がよくやっていた方法は、ノートに自分の気持ちを正直に書き出すこと。
今感じたことや、考えていることを書き出して、読んでみてください。第三者の目線で考えられるようになって落ち着きますよ。
トリガーを見つける
学歴コンプレックスが強く出る瞬間には、必ずきっかけがあります。たとえば以下のような場面です。
- SNSで同級生が大手企業に入社した報告を見る
- 求人で大卒以上の条件を目にする
- 飲み会で出身大学の話題が出る
このような場面を把握できれば、事前に対策したり、心の準備ができたりします。何がコンプレックスを感じるトリガーになっているのかをまずは把握しましょう。
「またこのパターンか」と気づくだけでも、冷静さを取り戻せるようになるので個人的にもオススメです。
比較対象を減らす
比較癖は、学歴コンプレックスを悪化させる大きな原因になってしまいます…。特にSNSは他人の良い面だけが見える場所なので、落ち込みやすい構造になっているのです。
完璧なスレンダーボディを見すぎて、過剰にダイエットしてしまうのと同じですね。そんなときは思い切ってフォローを減らしたり、SNS断ちをしたりするのも一つの手段。
代わりに、「過去の自分」と比較する習慣をつけましょう。そして「前よりできるようになったこと」に目を向けて、小さな成功体験を積み上げていくのです。
昨日よりも今日、今日より明日。自分を超えていけば、必ずやコンプレックスは治っていきますよ。
自分の強みをみつける
学歴に限らず、人にはそれぞれ違う強みがあります。たとえば以下の通り。
- 人の話を丁寧に聞ける
- 何事も責任もってやりきった
- 継続力がある
- 特別なスキルをもっている
- とにかく数字に強い など
一度、自分の得意なこと、褒められたことを思い出してみてください。誰だってひとつくらいはあるはず。(もし、それでもわからなかったら、偉大なる母に聞いてみましょう。)
そして、得意なことをみつけたら、それを紙に書き出して覚えておいてください。小さなことでも言語化しておくことで、少しずつ自信がついてくるのでオススメです!
一心不乱に努力する
学歴が気にならない時間を増やすには、「目の前のことに集中する」のが一番です。資格の勉強、ブログやSNSでの発信、副業など、学歴とは無関係な行動に力を注いでみましょう。
もし何をしたらいいかわからないなら、以下のポイントに当てはまることを探してください。
- 長い時間を費やしても飽きない
- 情熱を持って努力できそう
- シンプルに好きな事や分野
- 周りから褒められた物や事
- とりあえずやってみる
努力している時間は、学歴のことを忘れられるだけでなく、後から「今の自分のほうがカッコいい」と思えるようになります。悩む時間は正直もったいないので、悩むくらいなら少しでも前に進める何かに打ち込みましょう!
学歴コンプレックスの乗り越え方について詳細は以下の記事でも解説しています。あわせてチェックしてください。

私も、努力してるときは学歴のことなんて気にしていませんでした。夢中になれるものがあると、それだけで自信になりますよ!
学歴コンプレックスが長引く理由

学歴コンプレックスは解消できるとは言いつつも、そう簡単ではありません。
人によっては、長く引きずってしまうこともあるのです。この章では学歴コンプレックスが長引く理由と、その解決策についても紹介します。
無理に消そうとしてしまう
学歴コンプレックスを無理やり消そうとすると、「気にしてはいけない」というプレッシャーが逆に強くなってしまいます。
自分を責めてしまえば、余計に意識してしまうという悪循環に入ってしまうのです。たとえば、「今日もまた落ち込んでしまった…」というだけで自分を責めるようになると、感情はどんどん膨らんでいきます。
むしろ「今日は少し気にしてしまったけど、明日はまた変わるかも」と、軽く受け流すくらいがちょうど良いでしょう。
完璧を求めすぎてしまう
学歴に限らず、ちゃんとしなきゃ、優秀でいなきゃと思うほど、自分にプレッシャーをかけてしまいます。その結果、小さなつまずきにも敏感になり、自信を失いやすくなってしまうので注意しましょう。
誰だって弱さや悩みを抱えています。完璧じゃなくても「前に進んでいる自分」を認められれば、それだけで心は少しずつ軽くなっていきますよ。
私も最初は完璧を求めていましたが、今は「凸凹人間でいいや」と思えてから気持ちが軽くなりました。
人と比べる癖が残ってしまう
人と比べないようにしていても、無意識のうちに学歴が目に入ってしまうことはありますよね。また他の人はもう学歴のことを気にしていない場合もあるでしょう。
「自分はまだ気にしているのに、あの人は堂々としてる」と感じると、余計に自分が劣っているように思えてしまいます。しかし、他人の本当の悩みや葛藤は外からは見えません。
ずばり言うと、比べるべき相手は他人ではなく、過去の自分です。少しでも前に進めているなら、それは立派な成長だと思いましょう。

私も、学歴のことを気にしないようにと思えば思うほど、逆に引きずっていました。だから今は「気にしてもいいけど、前を向こう」と考えるようにしています。
学歴より大切な武器をみつけよう

最後の章では、学歴より大切なものの見つけ方について紹介します。学歴に対しての考え方と、それを上回る武器を一緒にみつけていきましょう。
学歴は過去、武器はこれから
学歴は、あくまで過去の選択と、努力の結果です。いくら後悔したとしても巻き戻せるものではありません。でも、今からできることは無限にあります。
- スキルを磨く
- 人との信頼関係を築く
- 新しいチャレンジを始める
それらはすべて、これからの武器になります。私も過去ばかりを気にして、何もしない時がありました。しかし、今できることに集中して、副業を始めたり、ブログをしてみたりしたことで大きく人生が変わりました。
なので、もう手遅れと思う必要はありません。「今日が人生で一番若い日」という言葉があるように、何事にも遅すぎる日は無いのです。
あの有名なカーネル・サンダース氏は、ケンタッキーフライドチキンを60代で創業し、大きな成功をしました。「今からでもできることがある」という発想が、とても大切ですよ。
学歴以外の強みを育てる
社会では、以下のような“見えづらい力”が評価される場面が多くあります
- 相手の立場を考えて動ける共感力
- 指示されなくても動ける自主性
- 周囲を巻き込むコミュ力
これらは学歴とは無関係ですし、日々の行動や積み重ねで伸ばせる力です。
社会に出てから活躍する人は、往々にして上記の力が強いです。高校野球のスーパーエースより、マネージャーのほうがビジネスマンになってから活躍するのです。私の友人もまさにそうでした。
自分がすでに持っている強みを見つけ、それを伸ばしていくことで、学歴の存在感は薄れていきます。もちろん、見えない力だけでなく、マーケティングやライティングなど固有の強みを見つけるのもおすすめします。
学歴コンプをバネにする思考
- 「学歴に悩んだ経験があるから、努力できた」
- 「あの時の悔しさがあったから、今がある」
そんなふうに、過去のコンプレックスを原動力に変えていくこともできます。実際に多くの成功者が、劣等感をきっかけに行動を起こしています。
有名な起業家や、著名人は学生時代に貧乏だったり、なんなら中卒だったりという方が多いです。そのような厳しい環境だったからこそ、それをバネにして人より努力できたのかもしれません。
あなたの学歴コンプレックスも、きっと何かの始まりになるはずです。「絶対見返してやる」という強い気持ちを持って、コンプレックスを跳ね返してくださいね。

私も「学歴で悔しい思いをしたからこそ、今がある」と思っています。あの経験がなければ、今の自分はいなかったかもしれません。
本記事の要点まとめ

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
学歴コンプレックスを一瞬で治すことは難しいのですが、徐々に薄めていくことは十分に可能です。それは時間が解決してくれるケースもあれば、その人の努力で解消できる場合など様々です。
自分の感情を否定せずに、学歴に勝る何かをゆっくりで良いのでみつけていってくださいね。
それでは、本記事の要点をまとめて終わります。
- 学歴コンプレックスは「完全に治す」のではなく「少しずつ薄めていく」もの
- 感情を否定せず、付き合い方を変えることでラクになれる
- 比較や焦りを手放し、自分の“今できること”に集中する
- 学歴以外の武器を育てることで、自信は後からついてくる
- 大切なのは「学歴」より「これからの選択」
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以上、天職オンザロックのバレルでした。
