週5日働けないのは甘え?シフト制から土日休みに転職して感じたリアル


週5日も働けないなんて、自分は情けないのかな…
こんにちは、天職オンザロックの新道バレルです。
世の中大半の働き方である週5日勤務ですが、結構きついと感じる人も多いようです。私自身、シフト制の接客業からオフィスワークへ転職したとき、まさに同じ気持ちを味わいました。
中には週5日働けないのは甘えという声も目にします。しかし、結論から言うと、週5勤務がつらいのは甘えではありません。むしろ当たり前の感覚だと思っています。
この記事では、週5勤務がしんどい理由や、私が実際に体験したキツさや、乗り越え方を紹介します。ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
週5も働けないと感じる理由【5選】

まず、そもそも週5勤務がしんどいのは、あなたの根性や体力が足りないせいではありません。体力に自信のある私でさえ、週5日勤務はきついと感じていました。
では、週5日も働けないと感じる理由はどのようなものがあるのでしょうか?周りの声を集めたので、この章で具体的に説明します。
1.働き方のギャップが大きい
まず最初に、働き方が変わってしまいきつくなったという声が多かったです。シフト制から週5日のオフィスワーク。アルバイトから正社員とかですね。
私もそうでしたが、接客やサービス業だと「3日働いたら1日休む」というペースが当たり前。特に飲食業はシフトの融通が効くので、連勤するのは年末年始や繁忙期くらいでした。
だから、毎週連続で5日働くことが「普通」と言われると、ものすごくハードルが高く感じます。感覚的には、ずっとマラソンを走らされているような疲労感です。最初は「何でみんな平気なの?」と本気で疑問でした。
2.精神的な負担が増える
週5日勤務は、週3~4日に比べ精神的に負担が増えます。当たり前の話ですが、働く日数が増えれば、やらなければいけない仕事も増えるのでシンプルな負担増ですよね。
自分ひとりで仕事をしているならまだ良いですが、だいたいの人はチームの中で仕事をしているので、メンタルの消耗も激しいです。
3.通勤と同じ毎日のストレス
週5勤務になると、仕事だけでなく通勤というストレスも重なってきます。
私が転職した職場は当時、片道ドア・ツー・ドアで1時間ほど。毎朝同じ時間に起きて、混雑した電車に揺られて通うだけで、すでに1日分のエネルギーを使った気がしていました…。
さらに「月曜から金曜まで同じサイクル」というのが、精神的に重かったですね。シフト制は休みがバラけるぶんリズムに変化がありますが、週5勤務というルーティンが逆にしんどいと感じる人も多いようです。
4.週5日当たり前のプレッシャー
「社会人なら週5勤務くらい普通だ」
「甘えたこと言わずに慣れろよ」
こうした言葉に、必要以上に心をプレッシャーを感じてしまう人は本当に多いです。中には「週5日働けない私なんて…」と自信を失ってしまう人もいるほど…。
そういった心無い言葉にさらされるだけでも、週5日働かなきゃとストレスになってしまいますよね。でも、週5勤務が辛いのは体質や性格の問題だけではなく、生活環境が大きく変わってしまうのも理由のひとつです。
私のようにシフト制から週5日の土日休みに転職したり、学生から社会人になったりという形で慣れの部分もあるので、自分がダメだと思い込まないようにしましょう。
5.完璧主義、ストイックすぎる
最後の理由は、自分自身の考え方や捉え方の問題です。週5日働けないと感じる人ほど、とても真面目で仕事に対して一生懸命の人が多いように感じます。
何事に対しても全力で取り組むので、週の後半には疲れきってしまう。そんな状態の人です。もう私もかれこれ10年近く社会人をやっていますが、週5日全力で仕事をするのは、不可能だと断言できます。ペース配分やメリハリをつけるのも重要ということ。
週5日も働けないと感じる人は、仕事に対する取組み方についても着目をしてみるときついと感じつ理由がわかるかもしれません。

私も週5勤務に変わったとき、本当にしんどかったです。甘えじゃなく、環境の変化ってそれだけ大きいものですよ。無理せず、自分のペースを大事にしてくださいね。
週5勤務=普通ではない

私も転職前は「社会人なら週5勤務が当たり前」だと信じていました。(週5日なんてへっちゃらと思って実際に働いてみたら大変でしたが…)
でも、調べてみると、実はもっと色んな働き方が増えています。この章では、週5日勤務になった背景や、その他の働き方について紹介します。
週5になったのは意外と最近
少し歴史を振り返ると、今の「週5勤務・土日休み」が普及したのは高度経済成長期以降。1990年代ですかね。割と最近です。
それまで日本では6日勤務が普通で、土曜も仕事の日が多かったんです。つまり「週5が当たり前」も、たかだかここ数十年の常識でしかない。そして、働き方改革やテレワークの広がりで、この常識は崩れつつあります。
最近では週休3日制の企業も出てますし、そもそも成果報酬型(フリーランス等)の働き方をしている人も多い。週5日だけが全てじゃないんですよね。
柔軟な働き方を選ぶ人が増加
最近では、週休3日制(週4勤務)を導入する会社も増えています。たとえば、以下の大手企業はすでに週休3日制の選択制を始めています。
- ユニクロ(ファーストリテイリング)
- リクルート
- 日本マイクロソフト
最近(2024年-2025年)では、東京都も週休3日制にすると発表して話題になりましたね。また、フレックスタイムやリモートワークを取り入れる中小企業も急増しています。なので、あなたが無理に「週5勤務=唯一の正解」と思う必要はありません。
参考情報:2025年度から東京都も導入「週休3日制」給料や勤務時間どうなる?現状や課題は?(NHK首都圏ナビ)

私も「週5勤務が普通」だと思い込んでましたが、調べてみると全然そんなことなかったです。選べる働き方が増えた今、自分に合う形を探すのも大事だと思いますよ。
私の週5は無理と思った体験談

私は、最初「週5日勤務なんて余裕でしょ」と思っていました。しかし、安易な予想と反して週5日は、思っていた以上に精神的にも体力的にもきついと感じました…。
と言うのも、レストランで勤務をしていたときは、3日働いて1日休む生活に体が慣れていました。だから、転職先で初めて週5連続勤務が続いたとき、思った以上に疲れを感じてしまい自分でも驚きました。学校に通うのとはワケが違いましたね。
また、今までが不規則な働き方だったので、逆に規則的過ぎて体のリズムが崩れたのだと、今振り返ると思います。
- 月曜日はとにかく憂鬱
- 火曜日は「まだ2日目か…」と絶望
- 水曜日は折り返しで少し元気
- 木曜の夜は「あと1日が遠すぎる」と半泣き
- 金曜は1分1秒でも早く退社して飲みに行きたい
最初の3か月は、歓迎会で飲み会が続いたり、知らない人と仕事をするストレスで疲弊していました。それでもやめなかったのは、「これくらい当たり前だ」と思っていたから。でも、本音を言えば、心も体もいっぱいいっぱいでした。
そして慣れてきたのは、半年ほど経ってからですね。睡眠を優先し、食事を整え、早く帰れる日は変えるようにしてから、ようやく「やれなくはないかも」と思えるようになりました。結局のところペース配分と、「適度に抜く」という感覚も大切だと私は考えています。

週5日の働き方に慣れるまで本当にしんどいですし、自分を責めないでほしいなと思います。
週5日働けないのは甘えじゃないと言える3つの理由

「週5日働けないなんて甘えじゃないの?」そんなふうに言われて、落ち込んだり、自分を責めたことはありませんか?
でも、週5勤務がしんどいのは決して甘えではありません。むしろ、きついと感じるのはとても自然なことです。この章では、その理由を3つ紹介します。
1.働き方の変化に適応できない
これまでシフト制や週3〜4日勤務をしていた人にとって、急に週5勤務になるのは大きな変化です。
たとえば、私もレストラン勤務から週5オフィス勤務に切り替えたとき、最初は想像以上に体がついていきませんでした。生活リズムも仕事の負担も一気に変わりますし、それに慣れるには時間がかかるものです。
これは単なる気合や根性の問題ではなく、人間の体が適応するまでに必要な「当たり前のプロセス」です。
2.心身への負荷が蓄積しやすい
週5勤務は、ただ働く日数が多いだけでなく、心身の疲れが毎日積み重なります。
特に通勤が長かったり、人間関係のストレスが多かったりする職場では、家に帰るころにはもうエネルギーが残っていないことも…。私も最初は帰って寝るだけの生活でした。
「今日は疲れたからゆっくり休もう」と思っても、翌日すぐにまた仕事が始まる。これを毎週繰り返すのは本当に大変です。しんどくなるのはむしろ自然な感覚だと思います。
3.社会の当たり前が追いついていない
「社会人なら週5勤務が当たり前」という価値観はまだ根強いですが、最近は週休3日制やフレックスタイム、リモートワークなど多様な働き方が広がっています。
でも、そうした新しい選択肢がある一方で、「週5勤務が普通」という空気だけが強く残っているのも事実です。実際に「週5日も働けない…」という声が多い一方で、「そんなの甘えだ!」と心無い返答も多かったです。
もし週5が合わないと感じても、それは個人の弱さではなく、今の働き方が自分に合っていないだけです。

何も週5日勤務だけが全てではありませんから、ぜひ自分に合った働き方を見つけてください。フリーランスのデザイナーや、ライターなどもおすすめですよ。
どうしてもきついときの対処法

「週5勤務が当たり前って言うけど、正直もう限界…」そんなふうに感じている人は少なくありません。
でも、無理を続けて心も体も壊してしまう前に、できる工夫を試してみてほしいです。ここでは、週5勤務がどうしてもきついときの具体的な対処法をいくつか紹介します。
ペース配分を意識する
週の最初から全力で仕事をしてしまうと、水曜くらいで息切れしてしまう人が多いです。
私も「月曜に全部片付けよう!」と張り切って疲れ果てていましたが、少し力を抜くだけでずいぶん楽になりました。自分で仕事のコントロールをできる人は、「整理する日」を作るとかもいいですね。
「月火は7割くらいの力でやる」「金曜は大きな予定を入れない」など、自分なりに1週間の負荷を分散させるのがポイントです。
休憩を意図的に増やす
忙しいとついつい休憩も取らずに働きがちです。しかし、1時間以上ぶっ通しで作業すると集中力も下がってきます。さらには、疲れがドッと押し寄せてくるのであまりオススメしません。
1時間ごとに5分のミニ休憩を意識して入れたり、デスクから一度離れてストレッチをするだけでも、気分がリセットできます。もちろん、あからさまにサボっていると上司や周りのお局さんに何か言われてしまうので、あくまでさりげなくですよ。
平日の楽しみを用意する
「毎日がただ仕事だけだと気が滅入る…」そんなときは、平日にも小さなご褒美を用意してみてください。
- 水曜の夜は好きなスイーツを買う
- 木曜は推しの配信をリアタイで見る
- 金曜は少し贅沢なテイクアウトをする
こうした楽しみがあるだけで、1週間のハードルが少し下がりますよ。私はお酒が大好きなので、水曜日の折り返しにちょっと良いお酒を飲むとかしています♪
周囲に相談する
「これ以上しんどいなんて言えない…」と思うかもしれませんが、上司や同僚に相談するだけでも気持ちはずいぶん楽になります。結局のところ、抱え込まないってとても大切なんですよね。
上司に相談すれば、場合によっては業務量を調整してもらえたり、在宅勤務を増やしてもらえることもあります。また、同僚や友人に相談すれば、精神的にリフレッシュできるかもしれません。
意外と自分が考えていることはみんなと一緒だと思うだけでも気持ちが楽になります。ぜひ抱え込まずに周りに相談してみてください。
思い切って働き方を変える
それでも限界なら、無理に週5勤務を続ける必要はありません。
週休3日制を選べる企業も増えていますし、フリーランスや派遣という働き方も選択肢のひとつです。「週5勤務が唯一の正解」という思い込みを、一度手放してみてください。
週5日が当たり前だからと無理に無理を重ねた結果、体調を崩してしまったり、会社で働くことが怖くなってしまったりした人を何人も見てきました。
いいですか、大切なのはあなたがあなたらしく、元気に生活できることです。周りの常識なんて関係ありません。ぜひ自分のペースにあった働き方を探してみてください。

頑張り続けるより、ペース配分と休息を覚えた方が長続きしますよ。
週5日勤務がしんどい人におすすめの働き方【3選】

週5勤務が当たり前でも、実際は心や体に負担が積み重なりやすいものです。
無理を続けるだけが正解ではありません。ここでは、週5勤務がつらいときに選びやすい働き方を3つ紹介します。
1.週休3日制・短時間正社員
最近では、「週休3日制」や「1日6時間勤務の正社員」を選べる会社が増えています。たとえばユニクロやリクルートなどの大手企業でも、週休3日制を導入する動きがあります。
フルタイムに比べると収入は少し下がることが多いですが、体力やメンタルの余裕は格段に変わります。「安定した雇用はほしいけど、週5勤務はつらい」という人には、無理なく続けやすい選択肢です。
2.フリーランス・業務委託で働く
「もっと自由に働きたい」「自分のペースを大事にしたい」という人は、フリーランスや業務委託もおすすめです。自分の裁量で働く時間や量を調整しやすく、週3日だけプロジェクトに参加する働き方もできます。
たとえば、IT・デザイン・ライティング・営業支援など、スキルが活かせる業務委託案件は年々増えています。しかし、専門スキルを要するものは事前にスクールに通うなどして、しっかり学ぶことが大切。
一旦スキルを身に着けてしまえば、在宅メインで働けるものも多く、通勤の負担がないのも大きなメリットですね。
3.派遣社員で働いてみる
派遣社員は「週4勤務」「残業少なめ」など、条件を柔軟に選べる求人が多いです。私の周りでも「とりあえず派遣で働いて、自分に合うペースを探した」という人が結構います。
「いつまでに正社員にならなきゃ」と焦らず、まずは一定期間だけ働いてみることで、自分の体調や気持ちに合う働き方が見えてくることもあります。派遣は契約期間が決まっているので、先の見通しを立てやすいのも安心材料です。

無理に周りの基準に合わせる必要はありません。少し視野を広げて、自分に合うペースを探していってくださいね。
まとめ|週5働けないのは甘えじゃない

週5日勤務がしんどいのは、決して甘えではありません。
働き方の変化や生活リズムの違い、周囲からのプレッシャーなど、理由はさまざまです。無理に「普通」に合わせる必要はなく、自分に合うペースや働き方を探していくことが大事です。
これからも、あなた自身が元気でいられる選択を大切にしてくださいね。それでは本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
- 週5勤務がきついのは体力や根性だけの問題ではない
- シフト制からの切り替えや生活リズムの変化が負担を増やす
- 「週5勤務が普通」という思い込みは歴史的にも最近のもの
- 無理を続ける前にペース配分や休憩など対策を試すことが大切
- フリーランスや週休3日制など、多様な働き方を検討してみるのも一つの方法
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以上、バレルでした。