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専門卒は本当にやばいのか?就職の現実と成功のコツ

専門卒は本当にやばいのか?就職の現実と成功のコツ
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専門卒って、本当にやばいのかな…?

 そんな不安を感じている方へ。こんにちは、天職オンザロック運営者の新道バレルです。

私は専門学校卒で、その後に営業職から管理職とキャリアを積んできましたが、正直言って「専門卒だとやばいな…」と思ったことは何度もありました。

とはいえ、専門卒だからこそ得られた経験や、うまく進めたキャリアの形も確かに存在します。

この記事では、「専門卒はやばい」と言われる理由から、どうすれば逆転できるのか、どんな業界なら通用するのかを、専門卒経験者の立場からお伝えしていきます。ぜひ最後までみていってください。

新道バレル
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学歴・スキルに縛られない働き方を発信中|ゆとり世代・専門卒|レストランのウェイターから、大手企業の管理職に成り上がった男|2回転職して年収300万円UP|目標はキャリア相談ができるバーの開業🍸

専門卒は本当にやばいのか?

首をかしげているスーツ姿の男性

まずは、「専門卒=やばい」と思われる背景について掘り下げていきましょう。

世間ではどんなイメージがあるのか、そして私たち専門卒が実際に直面する“リアルな声”を紹介します。

「専門卒 やばい」と検索される背景

ネット検索で「専門卒」と入力すると、「やばい」「意味ない」など、ネガティブな関連語が並びます。

この検索意図の裏には、「就職できないのでは?」「給料が安いのでは?」といった将来に関する不安が多くありました。

■専門卒・やばいと検索される背景

  • 就職できない・将来の不安がある
  • 専門卒は給料が安いという疑念
  • そもそも専門学校に行く意味があるのか知りたい

さらに、専門学校で学んだことが就職先で活かせないことや、全く違った仕事をしている人もおり、「そもそも意味がないのでは?」と考えている人が少なからずいるようです。

世間のリアルな反応(SNS)

ここでは、ネット検索の背景も踏まえ、よりリアルな声をチェックしていきましょう。SNSでは、こんなリアルな声が聞こえてきます。

■専門卒に対するリアルな声

  • 専門行こうと思ってたんだけど進路これでいいのか不安
  • 専門卒ってやりたいことを早期に見つけて手に職付けてるから偉いのでは…?
  • 専門卒で登録してるのに、応募資格が大卒の求人ばっかり送ってくるのまじで殺意

専門学校に進もうか悩んでいる人もいれば、むしろやりたいことですぐに働けるから良いのでは?というポジティブな意見もありました。

この中で、私が1番共感できるのは、応募資格のところです。まさに私も専門卒なので、応募したい求人ほど大卒必須でがく然としてました…。最後の声で、エージェントがサポートしていながら、大卒の求人を送ってくるとか拷問ですよね。

こういった声を見ると、「やっぱり専門卒はやばいのかも…」と感じてしまうのも無理はありません。

専門卒に対する私(経験者)の考え

私も、専門卒という肩書きに自信を持てなかった時期がありました。

最初の転職活動では、学歴で落とされているんじゃないか?と感じる場面もありましたし、会社の飲み会で「君、どこの大学でてるの?」と無神経な質問をされた時には、愛想笑いでごまかす日々を経験しました。

でも今、私が思うのは、「専門卒がやばい」のではなく、「武器の使い方を知らないとやばい」ということ。戦い方を間違えなければ、専門卒でも十分に勝負できると考えています。

私のように専門学校を卒業しておきながら、全く違った仕事をしていれば、いわゆる ”武器がない” ので劣等感を持って当たり前。反対に専門学校で学んだこと、培ったスキルを武器にできれば、世の中で十分に無双できるのです。

新道バレル
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専門卒自体がやばいのではなく、「武器の使い方を知らないことがやばい」と覚えておいてください。

専門卒が直面する3つの壁

書類やタスクに追われてパニック状態のビジネスマン

次に、専門卒が実際のキャリアで直面しやすい「3つのリアルな壁」について紹介します。

就職や転職の場面で感じやすい“見えないハードル”を、ひとつずつ整理していきましょう。

1.給与や待遇面での差がでる

大卒と比べて、専門卒は初任給や平均年収で差が出ることが多いです。

厚生労働省の調査でも、学歴による年収差は明確に出ており、特に20代〜30代の前半ではその差が顕著です。

私が就職した会社では、大卒と専門卒で確か3〜4万円くらいの差がありました。また、昇進や役職登用において「大卒以上」といった社内基準が設けられているケースもありますね。

2.就職先の選択肢が狭い

専門学校は“特定分野に特化した教育”を行っているため、就職活動で他業界へのチャレンジがしづらくなることがあります。

その結果、「希望していた職種が選べない」「潰しが効かない」といった悩みを抱えることに…。

また、キャリアチェンジをするにしても「なぜ専門学校に行きながら、関係ない仕事に転職するのか?」と面接官から追求されることもあります。転職するにもひと苦労でしょう。

3.学歴フィルターによる就活難

新卒採用の世界では、いまだに「大卒以上」を条件とする企業も少なくありません。大手企業や、勢いのある企業ならなおさらですね。

せっかくスキルがあっても、書類選考の段階で落とされることもあり、モチベーションを保つのが難しい人もいます。

根気強く転職活動をする覚悟と、専門卒ならではの強みをアピールする必要があります。

学歴コンプレックスを抱えている人は、以下の記事でも詳細まで解説しています。あわせてチェックしてください。

≫ 学歴コンプレックスは一生消えない?非大卒が経験した学歴のリアル

新道バレル
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学歴って壁に感じるときがありますよね。でも、キャリアが進めば“中身”のほうが見られるようになる。だからこそ、最初は「どう突破するか」を意識してみましょう。

専門卒が成功するためのキャリア戦略

昇進や成長を表現する階段と、先を行くスーパーヒロイン

ここからは、専門卒が“やばい”と言われないためのキャリアにおける戦略を紹介します。

大切なのは、「専門卒だからこそできる戦い方」を理解しておくことです。私の経験も踏まえ紹介しているので、ぜひチェックしてください!

専門スキルをとにかく磨く

専門卒最大の武器は“即戦力スキル”

ただし、それが中途半端だと評価されづらいため、まずは徹底的に磨くことが重要です。

ベストは専門学校に通っているうちにスキルを極めることですが、卒業後でも問題ありません。継続して、他の追随を許さないほどに日々研鑽してください。

ポートフォリオや資格など、スキルを「見える化」しておくとさらに効果的です。

専門性の高い or 資格必須の仕事に就く

医療、建築、福祉などの分野では、資格と実務経験があれば評価されやすいです。

反対に誰でも学べる、取得しやすい分野は差別化が難しいので注意してください。例えば、私は語学の専門学校だったので、他と差別化するのが難しい分野です。

正直なところ、英語検定レベルでは専門性が低いので、差別化が難しいでしょう。しかし、全国通訳案内士のように専門性の高い資格をゲットできれば、いわゆる食いっぱぐれない仕事に就けます。

また、IT・Web・クリエイティブ系のように「成果物」で評価される業界もおすすめです。

学歴フィルターがない企業を選ぶ

すべての企業が「学歴重視」なわけではありません。中小企業やベンチャー企業、隠れホワイト企業など、スキル・ポテンシャル・人柄重視の企業も多く存在します。

ただし、いわゆる人気のある大手企業などでは学歴は期待しないほうがいいでしょう。見栄や憧れもあると思いますが、まずは自身の経験を積むことが最優先です。

学歴フィルターがない企業で、キャリアアップを目指していきましょう。

「とはいえ、大手や安定企業に行きたいんだ!」と言うのであれば、大手のグループ会社や関連会社をおすすめします。

グループ会社は、本体に比べて、採用ハードルが低く、学歴フィルターもないことが大半です。それでいて、福利厚生は本体と同等かほぼ同じなケースが多いのでオススメです。

補足|専門卒のNGキャリア例

最も避けたいのは、「なんとなく専門学校に通って、なんとなく就職」するパターンです。このケースは恥ずかしながら私なんですよね…。

最初は専門学校で学んだことを活かせる就職先にしたものの、すぐに辞めてしまい、普通に営業マンになりました。なので、見事なNG例と言えます(笑)今は軌道修正できて、年収も上がりましたが、当時はかなり苦労しました。

特化したスキルもなく、学歴もない…という状況になると、企業から見た時に評価がしづらくなります。面接の場でも激しい追及を受けること間違いないでしょう。

「専門卒なら、学んだ分野・スキルをとにかく磨く。」これだけはぜひお忘れなく。

新道バレル
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専門卒は、幅広さではなく“尖り”で勝負。いろいろできるより、「これだけは誰にも負けない」ってものを持つほうが強いんですよね。

専門卒におすすめの業界・職種

VR空間に没入している男性

それでは実際に、専門卒の強みが活かしやすい業界・職種を紹介していきます。

これから就職・転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

IT・Web業界

  • 職種例:プログラマー、Webデザイナー、エンジニア、マーケターなど
  • 特徴:実力・スキル主義。学歴よりも成果物や実務経験で評価されやすく、年収アップも狙いやすい。

医療・福祉・介護業界

  • 職種例:看護師、理学療法士、介護福祉士など
  • 特徴:国家資格を持っていればどこでも通用する。人手不足の業界でもあり、仕事に困ることはない。

クリエイティブ業界

  • 職種例:映像編集、CGデザイナー、イラストレーター、ゲームクリエイターなど
  • 特徴:成果物重視。学歴よりも「作れるかどうか」が問われる世界。
新道バレル
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“自分の学んだことが、そのまま活きる業界”を選ぶのが一番良いです!評価される場所で力を発揮すること、それがキャリア成功の近道です。

本記事の要点まとめ

本記事の要点まとめ

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!

専門卒という肩書きに不安を感じていた人も、今後の動き方次第で未来は変わると感じてもらえたら嬉しいです。

大事なのは、どこに進んだかより、そこからどう進むかです。あなたのこれからのキャリア(歩み)を、影ながら応援しています!

それでは、本記事の要点をまとめて終わりにしましょうか。

本記事の要点まとめ
  • 「専門卒 やばい」と感じる背景には、学歴社会や就活格差がある
  • 給与・選択肢・学歴フィルターの3つが主な専門卒のハードル
  • 専門スキルを徹底的に磨けば、むしろ強みになる
  • IT・医療・クリエイティブなど、専門卒向けの業界は多い
  • 尖った強みがあれば、学歴に関係なく活躍できる

この記事が少しでも参考になったら、ぜひシェアしてもらえると嬉しいです。コメントで感想や、ご意見もお待ちしています!

以上、天職オンザロックのバレルでした。

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