接客業でメンタルやられるのは普通です|限界前にやってほしい対策まとめ


接客業がつらすぎる…毎日ストレスが溜まってメンタルやられそう。
こんにちは、天職オンザロック運営者の新道バレルです。
接客業って、精神的にとてもきつい仕事ですよね。私はレストランで仕事をしていたのですが、毎日ストレスが溜まってどうにかなりそうでした…。
- サービス残業は当たり前…
- 上司は小さなことで怒鳴ってくる
- どんな時も笑顔でいないといけない
今は転職して別の仕事をしていますが、接客業は会社務めよりもストレスがかかりやすい仕事だと私は考えています。なので、自分が思っている以上にケアが必要。
そこで本日は、社会人歴10年、接客業の酸いも甘いも経験した私が、「接客業でメンタルがやられる原因と、今日からできる対処法」について紹介します。
対処法のほか、当時私がやっていたストレス解消法も紹介しています。ぜひ最後までみていってください。

接客業でメンタルやられる理由

対処法の前に、なぜ接客業でメンタルがやられやすいのか?その原因を紹介していきたいと思います。主に考えられるメンタルがやられる原因は3つ。
- 休みが少ない・残業が多い
- 上司・先輩がヤバイ
- 接客業が向いていない
働き方や、人間関係などが大きく関わっていることが多いですね。ということで、それぞれの原因について詳しく解説していきます。
休みが少ない・残業が多い
接客業のほとんどはシフト制です。なので、週6〜8日と不定期に休日が決められているケースがほとんど。
土日祝日は問わず働くし、長期休暇は取りにくいです。そのため、年間休日にしても110日もないところが一般的でしょう。ヒドイところだと、年間休日100日を切る職場もあるみたいですね…。
カレンダー通りに休めばだいたい120日あるので、年間休日にすると大きな差です。なので「休みが少ない=疲れやすい」ということを覚えておきましょう。
また、残業が多いのもメンタルがやられる原因です。残業代が払われればまだ良いです。しかし、私の場合は1度退勤カードを切られて、次の人が出勤してくるまでサービス残業をさせられていました…
精神的に、かなりきつかったのを覚えています。とある研究では、長時間労働が及ぼす影響はメンタルだけでなく、脳や心臓疾患のリスクを高めるとも言われています。
今まさに残業中のあなた。残業は仕方ない部分もありますが、お仕事終わりにケアしてあげてくださいね。
上司・先輩の人間関係がストレス
次は、上司や先輩など、人間関係がメンタルに悪影響を与えているパターンです。
10年間、色んな職場で仕事をしてきましたが、どんな仕事をするかよりも「誰と仕事をするか」の方がよっぽど大切です。
つまらない仕事でも、気心知れている仲間と一緒なら頑張って乗り切れますよね。逆に、好きな仕事だったとしても、周りが性格悪いやつばっかりだったら一秒でも早く逃げ出したいと考えるでしょう。
それほど職場での人間関係は大切なのです。
もしも上司や先輩がヤバイやつだったとしたら、日々ストレスのシャワーを浴びている状態なので気を付けましょう。近くに寄らないことも大切。正面からぶつかると、余計に攻撃してくるモンスターがいるので注意してください。
そもそも接客が向いていないと感じる
自分で認識しずらい部分ですが、接客業自体が向いていないパターンもあります。何を隠そう、私が向いていないパターンの人間でした。
- メニューは何年やっても覚えられない
- 仕事が楽しいとは思えない
- 毎回疲弊している
いつもレストランのシェフに怒鳴られ、サービスの責任者にもくどくど説教を食らい続ける。努力しようと思った時期もあったのですが、興味が持てず、ある時ふと気づきました。
「そうか、接客業向いていないんだ」と。仕事の向き、不向きは誰にでもあります。なので、私のように向いていないと思えば仕事を変えるのも手段の1つ。
一番良くないのは、向いていない仕事なのに我慢し続けることです。ストレスが溜まるだけでなく、いつか体調を崩してしまうので気を付けましょう。

もし今つらいと感じているなら、自分を責めるんじゃなくて「合ってないだけかも」と、一度立ち止まってみてくださいね。
接客業でメンタルやられそうになった時の対処法【5選】

接客業はメンタルがやられやすいことについて理解してくださったところで、今度は対処法について紹介します。早速ですが、今日からできる内容をメインに5つ紹介しますね。
- バレない程度にサボってみる
- 真面目に考えるのをやめる
- プライベートは趣味に全振りする
- 友達にグチりまくる
- 入浴・半身浴をする
バレない程度にサボってみる
頑張れば、頑張るほど沼にハマっていく時ってありませんか?必死こいてやっているのに怒られまくる…みたいな。
ズバリ言うと、そういう時は何をやってもうまくいきません。なので割り切ってバレない程度にサボってみましょう。
- 皿洗いのフリをしてボーッとする
- お腹が痛いと言い、トイレで休憩
- 備品を取りに行くと言い、倉庫で休む
もちろんずーっとサボっていてはだめですよ。最悪クビになってしまいますから。ですが、いつも気を張っていてはストレスが溜まってしまいます。
もしあなたの上司が休憩時間をあまりくれないのであれば、サボる事も時には必要です。ちなみに、私はこの行為を「自衛的サボタージュ」と呼んでいます(笑)
真面目に考えすぎない
周りの人は、意外と真面目に考えていません。なので「真面目に考えすぎない」のも自分を守るうえで大切なこと。ほんの一部の人間ですが、周りを思いやり、その身を挺してサポートしてくれる上司や先輩がいます。
ですが、それを期待していては、あなたのカラダが保ちません。いい加減に仕事をしろ、とは言ってません。ただ、なんでも真面目に考えすぎると、
- 「あいつは許せない」
- 「俺はこんなに頑張っているのに」
という思考に陥りがちです。
なので、少し頭のネジを緩めて、良いことも悪いことも楽しみながらやる思考を持ちましょう。私は1年目のとき、真面目に構えすぎて、心身共にボロボロになりました。しかし、頭のネジを緩めて楽しもうと思えてから、ストレスは減っていきました。
「真面目すぎない」オススメの考え方なので、試してみてください。
プライベートは趣味に全振りする
仕事で完全にストレスを無くそうとするのは難しいです。なぜなら、仕事は自分一人で成り立っていないから。
上司や同僚、お客様など周りの人間がいて成立します。なので、そう簡単に環境は変えられません。ストレスを減らすのに即効性があるのは、プライベートで思いきりストレス解消することです。
職場で嫌なことがあると、どうしても頭のどこかでクヨクヨ考えてしまいます。そうすると休むに休めないし、心が病んでしまう原因になりかねません。なので、仕事のことなど忘れてしまうくらい思いっきり遊ぶのがベストです。
大切なプライベートの時間は、思いっきり趣味や遊びの時間に全振りしてください。
とにかく友達にグチりまくる
友達と話すことで、ストレスが軽減されることがあります。
誰かが「話すことは、離すこと」と言っていてなるほど〜と思ったことがありました。ストレスに思っていることを「話す」ことで、その事柄からも「離れていく」と私は解釈しています。
しかし、中には以下のように思う人がいると思います。
- 自分の思いを口に出せない…
- 愚痴を言うなんて友達に悪い
もちろん、愚痴を言うためにいきなり電話するとか、自分だけずっと喋っていると嫌われると思います。(あくまでお互い様で頼る分には良いという考え方)
むしろ人間は頼られると嬉しいものです。私だったら、”たまに“頼ってくれたら嬉しいですけどね。
入浴・半身浴で自律神経を整える
メンタルが疲れていると、なかなかリラックスできません。
なので、気持ちの切り替えが難しい場合は、まずカラダからほぐしていきましょう。その手段として、お風呂に入浴、半身浴をオススメします。
ただ、何もしないと嫌なことを考えてしまうと思います。なので、スマホを防水ケースに入れて動画を見るとかして、気を紛らわせながら入浴してください。
入浴することで副交感神経が優位になって、自然とリラックスできます。
ストレスを感じまくっていると、交感神経優位(気を張っている状態)が続くので、まずはカラダからリラックスできるように工夫すると良いですよ。
以上が、接客業の人がメンタルを崩壊させないための対処法でした。
もちろん別の職種の人もできる方法ですが、接客業の人は特に対人関係でストレスが溜まりやすいです。しっかりとケアしてあげましょう。

真面目に頑張るのは素敵なこと。でも、メンタルが限界を迎える前に、ちょっと自分を甘やかす工夫もしてあげてくださいね。
メンタルが壊れる前に転職も選択肢に

接客業で「もう限界かも…」と感じているなら、転職もひとつの選択肢です。無理して続けるより、自分に合った仕事や働き方を見つけるほうが、ずっと健やかに働けます。
心が壊れてからでは遅い
まず大前提として、メンタルが完全にやられてから動き出すのでは遅いです。
私自身、接客業をしていたとき「あと少し頑張れば」と自分に言い聞かせて働いていたのですが、ある日ふと、心が空っぽになってしまった感覚に陥りました。
ストレスや不調に気づいた時点で、まず「今の働き方は自分に合っているか?」と問い直すことが大切です。
好きになれないなら、キャリアチェンジもアリ
接客業は、人によって“向き不向き”がはっきり分かれる仕事です。たとえばこんな状態が続いているなら、異業種への転職も考えていいかもしれません。
- なかなか接客業を好きになれない
- 不定期なシフト生活がストレス
- 毎日が全然楽しくない
こう感じてしまうのは、あなたのせいではありません。仕事に合う・合わないがあるのは当たり前。やってみたけど違った、ということも普通にあります。
私はもともと、接客に憧れて老舗のレストランに入社しました。でも現実は、毎日水の中でもがいているような感覚。どれだけ頑張っても苦しさが消えず、2年で限界を迎えました…。
そこで思い切って転職活動をはじめ、未経験から営業職にキャリアチェンジ。今では自分らしく働ける道を見つけることができました。
行動しないことが、いちばん後悔につながる
いちばん避けたいのは、「向いてないと気づいてるのに、何もしない」ことです。
人間は慣れてしまう生き物。違和感があっても、気づかないフリをして働き続けてしまうことがあります。
でも、時間が経てば経つほど行動力は失われていきます。あとで「もっと早く動いていれば…」と後悔しないためにも、まずは小さな一歩から踏み出してみましょう。
転職といっても、いきなり辞める必要はありません。
まずは転職サイトで求人を眺めてみるだけでもOK。登録は無料ですし、条件に合う求人が自動で届くようになるので、今のうちに情報収集しておくのがオススメです。

我慢し続けるより、自分に合う道を探すことの方がよっぽど前向きです。苦しくなる前に、少しずつ自分を助ける準備をしておきましょう。
まとめ|逃げ道を持ちながら働こう

本日は「接客業でメンタルがやられる原因と、今日からできる対処法」について紹介しました。
何度も言いますが、接客業はストレスが溜まりやすいです。その分、お客さまの非日常を演出できるなど、やりがいのあるお仕事でもあります。
今、接客業が好きで続けられている人は、ストレスとうまく付き合いながら仕事をしましょう。無理だけはしないでくださいね。応援しています。
それでは、本日の要点をまとめて以上にしましょうか。
- 接客業は休みの少なさや人間関係のストレスで、メンタルをやられやすい仕事
- 向いていないと感じたら、無理せず自分を疑ってみることも大事
- 限界を感じたときは、サボる・趣味に全振りするなど「ゆるい対処」も有効
- 真面目すぎると自分を追い詰める。力を抜く考え方を持っておこう
- 本当に合ってないなら、転職を選ぶことも前向きな選択肢のひとつ
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以上、バレルでした。


