転職を考え始めたら最初にやるべき5つの準備|よくある失敗例も紹介


今の仕事を続けるのが不安…転職しようかな。
こんにちは、天職オンザロック運営者の新道バレルです。
漠然とした不安から、転職を考え始めた人は多いはず。でも、いきなり求人を探しても、かえって混乱してしまうことがあります。最悪、勢いで転職してしまったが故に早期離職になってしまうかもしれません…!
いいですか。転職は、最初の“準備”で8割が決まると言ってもいいほど大切なステップです。
この記事では、転職を本気で考え始めたときにやっておくべき5つの準備をステップ毎に解説します。焦らなくても大丈夫ですよ。ひとつずつ進めていきましょう!
転職準備でありがちな間違い【まずは整理しよう】

転職を考え始めたばかりの人に多いのが、いきなり求人を探し始めることです。
なんとなく「今の職場がしんどい」と感じて、転職サイトに登録して、どれに応募すればいいのかわからなくなって…疲れてやめる。これ、結構あるあるなんですよね。
もうひとつありがちなのが、「辞めたい気持ち」だけが先走って、何も考えずにとにかく転職しようとするパターン。でも、これでは結局「前と同じような職場を選んでしまった…」なんて後悔する可能性もあります。
- いきなり求人を探し始める
- 何も考えずに転職活動を始めてしまう
私もこれまでに転職を2回経験しましたが、正直1回目は何も考えずに、衝動的に始めてしまいました…。そこで、準備の大切さを学んだのです。
だからこそ、転職活動はしっかり準備することが大事なんです。

転職って、気持ちが焦ってるときほど“準備”をすっ飛ばしたくなるんですよね。でも焦らず、一度立ち止まって整理することが、いい転職への近道なんです。
転職を考え始めたら最初にやるべき5つの準備

ではここから、実際に何をすればいいのかを見ていきましょう。
転職を考え始めたタイミングでやっておくと、後の行動がグッとラクになる「5つの準備」を紹介します。
どれも難しいことではないので、今日からでも取り組めますよ。
① なぜ転職したいのかを言語化
転職を成功させたいなら、「なぜ転職したいのか?」を自分なりにハッキリさせておく必要があります。
たとえば、「もっとスキルアップできる環境で働きたい」「休日を増やしたい」「年収を上げたい」など。
最初はネガティブでもいいんです。「今の会社のここがイヤだ」から始めて、「じゃあどんな職場なら納得できる?」と、前向きな希望に変えていくのがコツです。
② 自分のスキル・経験を棚卸し
「接客しかしてないし、特別なスキルなんてない…」と思っていませんか?でも、実はそれ、立派な経験なんです。
たとえば、
- 人と接する力、コミュ力
- クレーム対応で鍛えた冷静さ
- 売上目標を追ってきた実績
こういった経験は、営業や事務、カスタマーサポートなど、いろんな職種に活かせます。
まずはこれまでやってきた仕事を、ざっくり書き出してみてください。それが、職務経歴書や面接の材料になります。もしそれでも自分の強みがわからなければ、周りの人に聞いてみましょう!
③ 転職の目的・希望をリスト化
- 「未経験から挑戦できる環境」
- 「月給は最低◯万円」
- 「残業は少なめがいい」
など、自分の希望条件を紙に書き出してみましょう。
もちろん、すべてを叶えようとするのはNGです。転職は不動産の賃貸と同じで、あれもこれも叶えようとすれば、求人が限られてしまいます。軸も定めているようでブレブレ。「年間休日120日以上で〜、残業少なめで〜、大手企業がいいな〜」なんてアホっぽい回答をしないように注意してくださいね。
「ここだけは譲れない!」という軸をしっかり定めて、あとは「あれば尚可」というように優先順位をしっかり定めて行きましょう。求人を眺めてから考えるのではなく、先に自分の条件を持っておくことが、ブレない転職につながりますよ。
④ 自分の市場価値や選択肢を知る
「営業」「事務」「広告業界」「IT業界」…など、未経験から挑戦できる業種はあなたが思っているより多いんです。
なので、転職サイトをいきなり見るのではなく、まずは興味のある職種や業界についてざっくり調べてみましょう。「今の自分にどんな可能性があるか?」を知るだけでも、自信がつきますし、視野が広がりますよ。
ちなみに、業界研究でおすすめの本は東洋経済新報社が出している「会社四季報 業界地図」です。だいたい2,000円弱しますが、就活・転職活動をするなら必読書と言っても過言ではありません。
転職は人生において大切なイベントです。すべてタダで満足した転職活動ができるわけないので、自己投資だと思ってぜひ手に取ってみてください。
⑤ 転職活動に使える時間を見積もっておく
転職活動って、想像以上に時間がかかります。仕事をしながら転職するなら、「自分にとって無理のないペース」を事前に考えておくことが大事。
- 平日は夜1時間だけ
- 週末にまとめて応募や面接対策
など、自分の生活に合ったやり方を決めておけば、途中でバテずに続けられます。
自己分析や業界研究は、土日などの休日にやるとして、平日に面接を受ける余裕があるかどうかも確認しておく必要があります。
転職エージェントを利用すると、中には「とにかくたくさん応募しましょう!」とあなたのペースを無視した提案をしてくるかもしれません。勢いで流されて後悔しないように、事前に転職に充てられる時間を見積もっておきましょう。

この5つ、どれも小さなことに見えるかもしれませんが、転職活動の土台になります。焦らず、ひとつずつやってみてくださいね。準備ができると、不安が確信に変わっていきますよ。
求人応募は準備のあとでOK

ここまで準備をしておくと、求人を探すときに「この会社は合ってるか?」「条件にマッチしてるか?」という目で冷静に判断できるようになります。
逆に、準備なしで求人を見てしまうと「なんか良さそう」「とにかく転職したい」といった気持ちだけで選んでしまいがち。そうなると、また同じ悩みを繰り返すことに…。
転職は、急がなくて良いですが、ダラダラしすぎるのも非常にもったいないと私は考えています。まずは今日、ここで紹介した5つの準備だけでもやってみましょう。

「準備してから動く」って、あたりまえのようで、なかなかできないこと。でも、ちゃんと準備した人ほど、転職もうまくいってるんですよね。
転職準備のよくある質問【Q&A】

ここまで読んで、「まだモヤモヤする」「それでも不安…」という人もいるかもしれません。
この章では、転職を考え始めた人がよく抱く疑問をQ&A形式でまとめました。自分に当てはまりそうなものがあれば、ぜひ参考にしてみてください。
Q1. やりたいことが見つからない…どうすればいい?
→ 無理に見つけなくてOKです!「やりたくないこと」を避ける視点でもOK。
世の中には、若いうちから挑戦したいことが明確な人もいれば、特にこだわりがない人もいます。仕事以外の価値観があって良いので、自問してみましょう。
Q2. 在職中に転職活動はアリ?
→ 全然アリです。というか基本的にはそのほうが安全です。
反対に次の転職先が決まらないうちに退職するのは、リスクが大きい。安易に退職しないように注意しましょう。
Q3. 準備はどれくらいするべき?
→ 人によりますが、準備だけなら1〜2週間でも大丈夫です。
まずは1つ手を動かしてみてください。あとは時間よりも、自分がどれだけ納得できるか?腑に落ちているか?のほうが大切です。焦らず、自分が納得するまで準備をしていきましょう。
Q4. 転職サイトはいつから使う?
→ 転職理由や、希望条件が見えてきた段階で登録すればOK。履歴書、職務経歴書の作成と並行して、実際の求人ベースで探すことをお勧めします。
Q5. 未経験職種は難しい?
→ 簡単ではないけど、十分可能です。私のように接客業から未経験で、事務・営業に転職した人はたくさんいますよ。
別の業界でもエンジニアやマーケターへ転職した人もいます。大切なのは、新しく挑戦する業種に向けて、どれだけ下調べができるかです。あと、意欲を見せるためにも勉強をしておくのも大切。
志望する業種にしっかりとした準備と、努力ができれば未経験での転職も可能です。勇気を出して挑戦しましょう!


どんなに情報を集めても、最初は不安がつきものです。でも、Q&Aみたいに「考え方の型」を持っておくだけで、ずいぶん心がラクになりますよ。
まとめ|転職は準備が8割

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
転職を考え始めたときって、不安や焦りが一気に押し寄せてきますよね。「何から始めればいいんだろう?」と戸惑うのは、誰でも通る道です。
でも今回お伝えしたように、いきなり応募に走るよりも、まずは自分の気持ちや状況を整理しておくことが、納得のいく転職への近道になります。
何度でも言いますが、転職は準備が8割です。ぜひ後悔のない転職活動にしてくださいね。
それでは本記事の要点をまとめて終わります。
- いきなり応募するより、まず「準備」が成功のカギ
- 転職理由の整理、スキル棚卸し、条件の言語化が大事
- 市場理解とスケジュール感も立派な準備
- 自分の判断軸を持って動くと、転職後の後悔も減らせる
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以上、バレルでした。