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高卒と大卒はやっぱり世界が違う?リアルな格差と逆転する方法を解説

高卒と大卒はやっぱり世界が違う?リアルな格差と逆転する方法を解説
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「やっぱり高卒と大卒って、世界が違うのかな…」

ふとそんなことを感じる瞬間ってありませんか? 求人票を見て「大卒以上」と書かれていたり、職場での会話についていけなかったり。

もちろん、すべての大卒が偉いとか、高卒がダメって話じゃありません。ただ、最初に与えられるチャンスや、周囲からの扱いの差はたしかに存在しています。これが「世界が違う」と言われる理由なのかもしれません。

でも安心してください。

学歴で違いはあっても、そこから先の道をどう歩むかは自分次第です。高卒だからこそ得られる強みもあるし、逆転のチャンスもたくさんあります。

この記事では、「高卒と大卒のリアルな違い」と「高卒でも人生を切り開く方法」についてお話ししていきます。

新道バレル
新道バレル
天職オンザロック運営者
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学歴・スキルに縛られない働き方を発信中|ゆとり世代・専門卒|レストランのウェイターから、大手企業の管理職に成り上がった男|2回転職して年収300万円UP|目標はキャリア相談ができるバーの開業🍸

高卒と大卒は世界が違うと言われる理由【5選】

忖度なしにお伝えすると、高卒と大卒では見える世界が違うと言えます。同じ職場で働いているとしても、待遇面や見えない壁で違いがあると私は考えています。

私は専門卒なので、ちょうど間くらいの立場でしたが、新卒時には、専門卒と大卒でも明確な世界の違いを感じました…。そんな私の体験もあわせて、高卒と大卒の違いを調査し以下の表にまとめました。

【項目】【高卒】【大卒】
初任給約18〜20万円程度約21〜25万円以上
就職先の違い中小企業、現場職、サービス業が多い大手企業、総合職、専門職など選択肢が広い
キャリアパス昇進ルートが限られやすく、スキル頼み管理職や専門職への昇進ルートが整備されている
転職難易度学歴フィルターに引っかかることが多い学歴がある分、書類通過や選考で有利
社会的評価固定観念や偏見の影響で評価が低くなりがち信頼感や安定感があり評価されやすい

パッと見るだけでもかなり違いがありますよね。詳しい内容は以下から、一般的に「世界が違う」と言われる理由を5つに分けて紹介します。

1.初任給・年収の違い

まずは収入面。大卒と高卒では、初任給から明確な差があります。

厚労省のデータでも「大卒の方が年収が高い」というのは事実。学歴別にみた初任給の差では、なんと「7万円もの差がある」のです…!生涯賃金にすると、数千万円レベルの差が出るとも言われています。

学歴(男女計・令和元年調べ)初任給(端数切捨て)
大学院修士課程修了23万8千円
大学卒21万円
高専・短大卒18万3千円
高校卒16万7千円

ただし、私は「高卒だけ給料が低いのは悪だ!!」とは言いません。批判覚悟で言えば、妥当だとも思っています。

なぜなら、それだけ学費がかかっていますし、年齢も高卒と大卒では4つ以上、年齢が離れているからです。収入に差があって当然と言えるでしょう。

しかし、その後の昇進・昇格のチャンスは平等であるべきだと思っています。このチャンスの差が未だにある事が、社会の問題だと私は考えています。

少々熱くなってしまったのでこれくらいにしておきますが、高卒、大卒で収入に差が出るのは、世界が違うと言われる大きな理由と言えるでしょう。

2.就職できる企業に差がある

学歴によって、入れる会社の選択肢そのものが違うこともあります。

特に「総合職」や「本社勤務」「管理部門」などは大卒以上が条件となっているケースも多く、希望の業種に挑戦できないこともあるでしょう。

さらに大手・人気企業であれば、足切りのために学歴でフィルターをかけている可能性もあり、就職先に大きな影響を及ぼす可能性が高いと言えます。

3.周囲の価値観や考え方の差

学歴によって、当たり前の感覚や話す内容がズレていることもあります。

たとえば「就活」や「ゼミ」、「インターン」などの学生時代の経験。高卒だと共感しづらい話題も多く、価値観の違いに孤独を感じることもあるでしょう。

私も、大卒の人とは話が合わずに苦労した経験があります。学生時代の話といえば、勉強とアルバイトのみだったので、遊んだ経験がほとんどありません。いわゆる、◯◯サークルの話とかいつも羨ましいなと感じていました。

4.学歴による扱いの違い

職場や取引先で、見えない上下関係のようなものを感じる場面もあります。

同じ新人でも「大卒の子のほうが期待されてるな…」とか、「高卒だからこの仕事は任せてもらえない」みたいな空気感を経験した人も多いはず。

実際に、高卒というだけで「あの子、苦労してるのね…」とパートのおばちゃんから謎に心配されたこともあったと友人から聞きました。

また、大卒=優秀というイメージも根強く、学歴が仕事に及ぼす影響はとても大きいと言えるでしょう。

5.学歴フィルターによるチャンスの差

転職や就職活動において、「大卒以上」と書かれている求人が多いのは事実です。さらにココだけの話、大学の偏差値でフィルターをかけている企業も未だに多いです…!

つまり、高卒というだけで最初から土俵に立てない場面があるということ。これが最も大きな壁だと感じる人も多いでしょう。

少しずつ高卒と大卒の格差を埋めようと頑張っている企業も多くありますので、高卒=チャンスがない、という訳では無いので悪しからず。

最近は、高卒でも大卒でも同じ初任給にする会社なども増えていますよ。いずれにせよ、少子高齢化ですから、若者が少ないのに選んではいられない時代はもうすぐそこまで来ていると私は考えています。

新道バレル
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正直、高卒というだけで「努力の前に門前払い」みたいな場面もあります。これは悔しいですが現実。でも大事なのは「現実を知った上で、どう動くか」なんですよね。

高卒と大卒は世界が違うと感じる瞬間

悩んでいる男性

ここでは、実際に「世界が違う」と痛感したリアルな瞬間を紹介します。私や高卒の友人の体験も交えながらお話しするので、ぜひチェックしてください。

給与明細を見たとき

最初にショックを受ける人が多いのは、新卒の給料の差で違いを感じることです。

私の場合は、同期入社の大卒社員よりも、基本給で3万円も低かったです。年にすれば数十万円。家計にも将来設計にも影響すると感じました。

先ほども紹介したように、高卒と大卒では7万円の差が出ている会社もあるくらい、収入に差がでてきます。給与は、高卒と大卒の違いが出る瞬間と言えるでしょう。

職場で見えない壁を感じたとき

仕事ができるようになっても、会議や打ち合わせでは発言権が少ない。「高卒だから意見は通らない」とまでは言われなくても、空気感がそれを物語っている。あの壁、たしかに存在します。

高卒の場合は主に専門職に就くことが多く、反対に大卒は総合職でいわばエリートコースです。なので、会社内の扱いの差にも大きく影響がでることは間違いありません。

私の友人は、高卒でバックヤードの仕事をしていましたが、高卒が参加できない会議が多くあったようです。一部の古い体質の会社だと思いますが、高卒と大卒で見えない壁を感じる瞬間は多いと言えるでしょう。

学歴フィルターで応募できない

転職を考えたとき、「大卒以上」の文字に何度も心を折られました…。能力以前に“資格がない”と判断されるのは、本当にしんどい経験でした。

応募したい求人って、だいたい大卒以上のフィルターがあるんですよね。なのでヤケクソになって、学歴関係なく応募していましたが、合否すら返ってきませんでした(笑)

大卒の人は、学歴が理由で求人に応募できない経験をしないと思います。この学歴フィルターで世界の違いを感じる人は多くいることでしょう。

学生時代の話題で置いてけぼり

飲み会や会話の中で「ゼミがさ〜」「就活のときさ〜」という話題になると、自分だけ蚊帳の外にいる感じがしますよね。

さらに、OBOG訪問のように会社内で同じ大学出身の人がいれば、コネクションを使って有利に選考を進めることができます。往々にして、就職する前も後も、大卒のほうが強いですよね。

学歴って、こういう“共通体験の違い”も生むんだなと実感しました。

新道バレル
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どれも地味に効くんですよね〜。大きな差じゃなくても、積み重なると「自分は違うんだ」と感じてしまう。それが一番つらかったです…。

大卒の人生がすべて順風満帆なわけではない

とはいえ、大卒の人生がバラ色かといえば、決してそんなことはありません。

ここでは、大卒でもつまずいたり悩んだりしている現実についても紹介します。

学歴=安定の時代は終わっている

大企業でも早期退職や、吸収合併が当たり前になった今、「大卒=安定」ではなくなっています。ストレートに言うと、学歴だけで守られる時代は、もう終わりを迎えています。

昔で言えば、良い大学に入って、大手企業に入社できれば、後の人生はイージーモード。しかし、今や終身雇用も終わりを告げ、老後の年金は個人でやれと言わんばかりの積み立てNISAと、iDeCoの運用推奨です。

少子高齢化で若者が少なくなる未来を考えると、学歴だけで一生は凌げそうにありません。なので、看板より個人のスキル、力量にフォーカスした(焦点を当てた)人生設計が必要なのです。

高学歴でもキャリアに迷う人は多い

有名大学を出た人でも「やりたい仕事がわからない」「転職を繰り返している」人はたくさんいます。

むしろ“選択肢が多すぎて迷ってしまう”という悩みもあるんですよね。なので、高学歴だから成功者というのは、まやかしかもしれません。

今はテレビ放送されてないかもしれませんが、少し前に、高学歴だけどニートの人が集められて、よくわからない有名人に説教を受けるという番組がありました。

高校球児ではないですが、勉強しすぎて燃え尽きてしまった人も多いようです。何にでもやり過ぎは禁物ですね。

学歴が高いからこそのプレッシャー

「○○大学出たのにそんな仕事?」と周囲から言われることもあるようです。高学歴の人は、高学歴なりの見えないプレッシャーや期待と戦っています。

高い期待を求められるからこそ、常に背伸びをしている感覚だと言っている人もいました。できればひっそり暮らしたいとも。

本人としては、学歴を求めていなくても、周囲の期待からプレッシャーを感じている人は意外に多いのです。

新道バレル
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見えない悩みは誰にでもある。だからこそ、「学歴だけがすべてじゃない」って本気で思うようになりました。

高卒でも逆転のチャンスをつかむ方法【3選】

ここからは前向きな話をしますね。

高卒でも、行動と努力次第で学歴に負けないキャリアを築くことはできます。ここでは、その3つのチャンスをつかむ方法を紹介します。

1. スキルを身につけて手に職を持つ

今の時代、「何ができるか」が価値になる時代。 IT・Web・マーケティング・ライティングなど、学歴よりもスキル重視の業界が増えています。

副業で始めて、実績を積んでキャリアチェンジする人も多いです。私も本業の傍ら、WEBライターの仕事や、ブログ運営を通じてキャリアアップを図ってきました。

スキルを身につけることで、本業にも良い影響を与えるので、ぜひ手に職を持ってください。

2. 成長できる環境に転職する

仕事内容よりも「どんな環境に身を置くか」が本当に大事です。

教育制度が整っていて、頑張りを見てくれる会社なら、高卒でも昇進・出世のチャンスは十分あります

反対に、古い体質で学歴や年功序列を重視する会社だと、いくら頑張っても評価されません。いま、まさにそのようなもどかしさを感じているなら、転職を経て成長できる環境を掴み取りましょう。

成長できる環境なら、マジで人生が好転している感覚になりますよ。

3. SNS・副業など個人で稼ぐ

今は会社に頼らず稼ぐ手段も増えています。YouTube、X(旧Twitter)、ブログ、物販など、自分で稼げる時代

ココナラさんや、クラウドワークスさんなど、副業・フリーランスマッチングサイトの出現で、はるかに個人で稼ぎやすい時代になりました。

会社以外の柱を持つことで、精神的にも収入的にも安定します。私は何か会社で嫌なことがあれば、「副業を本業にしてやるから別にいい」と変なストレスを抱えることなく日々過ごせています。

その他、学歴コンプレックスの乗り越え方については、以下の記事でも解説しています。あわせてチェックしてください。

>> 学歴コンプレックスを乗り越える方法【3選】

新道バレル
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私自身、スキルと環境を変えたことで人生がガラッと変わりました。高卒でも、いや高卒だからこそ“地に足のついた努力”ができると思っています。前向きにいきましょう!

本記事の要点まとめ

本記事の要点まとめ

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!

確かに、高卒と大卒では大きく世界が違います。しかし、今は学歴の差が埋まりつつあり、さらに個人でも稼げる時代になりました。

自身の努力次第で、学歴の壁は超えていけるので、諦めずに前を向いていきましょう!

それでは、本記事の要点をまとめて終わります。

本記事の要点まとめ
  • 高卒と大卒では、最初に見える世界に差がある
  • 価値観・待遇・チャンスの違いが「世界が違う」と感じる原因
  • ただし、大卒も万能ではなく、悩みや課題を抱えている
  • 高卒でも努力や工夫次第で人生を切り開ける
  • 最後は「学歴より行動」がものを言う

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以上、天職オンザロックのバレルでした。

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