非大卒が社会人になって感じたリアル|30代専卒がキレイごと抜きで語る

非大卒って、やっぱり不利なの?
結論から言います。
非大卒は、正直に言って不利な場面があります。
ただし、それは「もう終わり」という話ではありません。学歴が強く影響するのは、キャリアの一部分だけ。
経験と実績が積み上がっていくほど、その影響は確実に薄れていきます。
この記事では、
非大卒の私自身が社会人として働く中で感じてきたリアルと、そこから見えてきた 「現実的な戦い方」 をまとめました。
- 非大卒が社会人になって感じやすい違和感の正体
- 学歴がキャリアに影響するタイミング
- 非大卒がキャリアを伸ばすために選ぶべき道
- 学歴の話題になると、正直しんどくなる
- 求人を見るたびに「大卒以上」で心が折れる
- それでも、ここから巻き返したいと思っている
「非大卒って、やっぱり不利なの?」
そんな問いに、キレイごと抜きで答えていきます。

非大卒はやっぱり不利に感じる

非大卒は、社会人になると想像以上に「差」を感じやすい。
学歴差別は無いとか、誰にでもチャンスはあるって周りは言いますよね。
でも、社会人になってから、「非大卒であること」を強く意識する場面は想像以上にありました。日常の会話から始まり、仕事をするうえで学歴は切り離せません。
大学への進学率は「62%」
文部科学省のデータによると、
大学への進学率はおよそ 62%。
半数以上ではありますが、
裏を返せば 4割近くは非大卒 ということでもあります。
それでも、企業や業界によっては「大卒が当たり前」という空気が色濃く残っているのが現実です。
ただ、地域や職業によって、大学の割合が多くなるので一概には言えません。
実際に東京都や大阪府のような都心になればなるほど、大学進学率は高くなります。62%というのは、あくまで平均値ということですね。
都心かつ、一般の企業ともなれば大卒の割合は圧倒的に多くなるでしょう。
学歴フィルターは未だにある
悲しいですが、学歴フィルターは未だにあります。
人材業界で9年ほど働きましたが、
露骨に言わないだけで、学歴フィルターは今も存在しています。
例えば、求人票では学歴不問にしていますが、書類選考の段階で●●以上などラインを敷いている感じですね。あくまで応募の母数を集めたいので、間口は広くしているというだけ。
記憶に新しいところで言うと、2021年に就職情報のマイナビが就活生に対して、学歴差別ともとれるメールを送ってしまってニュースになりましたね。
メールの題名に「大東亜以下〜」みたいに明らかに学歴で線引きしているような内容。まさに令和の今でも学歴差別をしている事例です。
参照元:「大東亜以下」メールは学歴フィルター? マイナビの誤送信で波紋(朝日新聞)
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「学歴コンプレックスの治し方とは?非大卒の私が向き合って変わった5つの方法」
強すぎる大学コミュニティ
社会人になると、大学時代のつながりが仕事に直結している人も多いです。
先輩・後輩・OB・OG。当たり前のように続いているその関係性に、非大卒の私は入ることができません。
例えば、入社ひとつとっても、大学のOBOGからアドバイスをもらえれば、面接も有利に進めらるでしょう。更に入社後も、同じ大学の出身者がいるだけで話は盛り上がります。
兎にも角にも、大学というコミュニティは強いということを覚えておいてください。だって、見ず知らずの人でも、同じ大学出身と分かっただけで打ち解けてしまうわけですから。

非大卒が不利なのは事実。まずはそこを否定せずに受け止めることが大事。現実から目を逸らすと、次の一手も見えなくなるからね。
非大卒が感じやすい“見えない壁”3選

学歴の壁は、能力よりも「前提条件」として立ちはだかる。
非大卒のしんどさは、分かりやすい不利だけではありません。
もっと曖昧で、言葉にしづらい壁として現れます。この章では、非大卒であることが理由で感じる壁を紹介します。
①大卒前提の会話に置いてけぼり
職場や取引先で、大学名やゼミの話で盛り上がっている場面ってありますよね。
私はなんどもその場に遭遇しましたし、前の会社の飲み会では、「●●大学のやつら、イッキ~!!」なんて叫んでいる上司がいました。
悪気がないのは分かっていても、話に入れない自分がいる。
羨ましく感じてしまうんですよね。
「サークルとか、ゼミとか、違う世界で生きてきた人たちなんだな」そう感じた瞬間、距離が生まれてしまうものです。
②仕事の評価やチャンスに差がある
同じように働いているはずなのに、なぜか昇進のチャンスをもらえる人は決まっている。
評価されている理由は、実力だけではない気がする…。
そんな違和感を覚えたことは一度や二度ではありません。私がこれまで働いていた会社の中でも、ある一定の役職に就くためには大卒であることが条件になっているところもありました。
その会社で本気で昇進しようと思ったら、働きながら大学にも通わなければいけません。
そこまでして、その会社で昇進したいのか?ということもありますが、レガシー(伝統的・古風)な会社ほど、学歴でチャンスの差があるかもしれません。
③応募したい求人ほど大卒以上マスト
「この仕事、やってみたい!」
そう思った求人ほど、最後に立ちはだかる 「大卒以上」。私が非大卒(専門卒)で感じた一番大きな壁です。
新卒ではじめた接客業が合わずに、休憩時間や通勤時間で求人サイトをあさっていました。
そんな時に良いと思った求人ほど「大卒以上」が絶対条件。そのたびに、「やっぱり自分はここまでなのか…」と考えてしまいました。

会社側は応募が多すぎると困るので、学歴で線引きをしているという背景もあります。しかし、大卒か否かでチャレンジできる機会が限られてしまうのは悲しいものです。

非大卒のしんどさは、条件よりも空気に表れることが多い。言語化できるだけで、気持ちは少し楽になるよ。
それでも非大卒は詰んでいない理由

学歴が効くのは序盤だけ。経験が積み上がるほど影響は薄れる。
ここまで読むと、「やっぱり非大卒って厳しい」と感じるかもしれません。
でも、それでも私は「非大卒=詰み」 だとは思っていません。この章では、非大卒でも人生詰んでいない理由を紹介します。
学歴の影響が強いのは最初だけ
転職において、学歴が重視されるのは「20代中盤まで」です。
それ以降は、経験やスキルを重視するようになります。もちろん、新卒1社で長く勤め、スキルを持ってる方が有利でしょう。
しかし、転職を経て、経験と確かなスキルを身につければ、学歴は関係ありません。
これは私自身が経験したエピソードですが、20代前半の頃は大卒以上が条件だった会社から、ちょうど30歳になろうタイミングで、同じ会社からスカウトをもらいました。
最初は何かの間違いかと思いましたが、話を聞いてみると、マッチした経験があれば、学歴は関係ないと言っていました。経験次第で、学歴は関係なくなると体感した瞬間でしたね。
学歴が一番効くのは、新卒から社会人数年目くらいまで。それ以降は、「何をしてきたか」「どんな役割を担ってきたか」が、重視されます。
これが非大卒でも詰んでいない理由のひとつです。
学歴を重視するのはほんの一部
すべての会社が、学歴を重視するわけではありません。
実務経験や姿勢をきちんと見てくれる会社もあります。そういう環境に入れるかどうかで、キャリアの景色は大きく変わります。
ひとつ目の話は、努力次第で学歴は関係なくなるという話でした。ここの話は、スタートラインから学歴を重視しない会社で働くということ。
とはいえ、そんな会社あるのか?って思いますよね。
もちろんあります。バイネームではキリがなくなってしまうので、学歴を重視しない傾向の会社を以下で紹介しておきますね。
- 人材業界
- 広告・マーケティング業界
- IT・WEBエンジニア
- 業界3位〜5位の企業
- ニッチ業界の中小企業
- 大手グループ・関連会社

人材業界はまさに私の経験してきたところですが、学歴は関係ないところが多いです。人材を経験したおかげで、営業としての経験を評価いただき、IT系の上場企業に転職できました。
また、業界3位の企業や、超絶ニッチなところを攻めている企業も狙い目ですね。
非大卒でも活躍してる人はたくさんいる
現実として、非大卒でも評価されている人はたくさんいます。
代表的な著名人で言うと、ZOZO創業者の前澤さんは高卒です。ほかにも、RIZAPや吉野家の創業者も同じく大卒ではありません。
紹介したのは創業者たちなので、極端な例かもしれません。しかし、学歴がすべての障壁にはならないことをぜひ覚えておいてほしいです。
また、身近な人でも学歴に関係なくキャリアを積んでいる人は大勢います。あなたの周りでも探してみると、意外といるかもしれませんね。
手前味噌ですが、私も非大卒ながら、人材業界で管理職→IT系上場企業で勤務と順調にキャリアを積んでいる方かと思います。ぜひ私の武勇伝を聞きたければ、個別にDMしてください(笑)
私が学歴を気にしなくなった瞬間
私が学歴という壁を感じなくなったのは、管理職(リーダー)を経験してからです。
それまでは正直、仕事面でもそうですし、プライベートでも学歴をコンプレックスに感じていました。いや、敏感になりすぎていたというべきでしょうか。
管理職を経て、転職する際にはビズリーチを活用したのですが、今まで学歴で弾かれていた会社からもスカウトをたくさんもらいました。
最初は間違えているだけと思っていましたが、話を聞くうちに学歴コンプレックスの壁を、実力で超えられたのだと実感しました。
ちなみに、学歴の代わりに聞かれることとしては、以下のとおり。
- 「これまで、何をしてきたのか」
- 「どんな成果を出してきたのか」
- 「管理職として大切にしていることは何か」
とはいえ、管理職になれない人は学歴を気にし続けるのかと言えばそうではありません。
マネジメントスキルに限らず、その業界・職種としてのキャリアを積めば、学歴は二の次になってきます。
もちろん、一定の修行期間は必要になりますよ。
ただ、着実に経験・スキルを積めれば、気づいたときには学歴コンプレックスという靄から抜けられていることでしょう。
ある意味、時間が解決することでもあるし、自分次第で学歴の壁は打破できます。

学歴が効く時間は意外と短い。経験が積み上がるほど、評価軸は確実に変わっていきますよ。若い時の自分を励ましてあげたい…!
学歴を気にしてしんどくなる人の特徴

学歴に囚われて苦しくなる原因は、比較と思考停止にある。
非大卒で苦しくなってしまう人には、共通点があると感じています。
この章では、学歴を気にしてしんどくなる人の特徴を紹介します。もし自分に当てはまるところがあれば、視点を変えるきっかけにしてみてください。
常に周りと比べてしまう
大卒の同年代と比べて、年収や肩書きで落ち込んでしまう。まさに私もこのタイプでした。
常に周りと比べてしまうが故に苦しくなってしまいます。比べても意味がないとわかっていてもやめられませんよね。
この状態は精神的に消耗するし、どんどん自信が無くなってしまいます。

すぐに変えようとしなくていいので、まずは自分との小さな約束事を守ることから始めてください。
例えば、「今日●●やろう!と決めたら、ちゃんとやり切る」とか。自分に自信が持てるようになると、自然と周りと比べることも少なくなりますよ。
学歴をステータスだと思っている
学歴を「一生の価値」だと思ってしまうと、自分の可能性を自分で狭めてしまいます。
特に、学生時代に受験勉強を頑張っていた人は、学歴をステータスとしてみてしまいがちです。第一志望に受かることができなかったという場合は尚更。
学歴をかけて勝負していたからこそ、その違いがわかってしまうのです。
(もちろん受験勉強は学歴を勝ち取るだけではありません)
事実、学歴による影響はあります。でも、それがすべてではありません。まずは今日の話を踏まえて、学歴に対する価値観を変えてみることから始めてみてください。
どうせ無理と思考停止している
- 「非大卒だから」
- 「どうせ自分なんて」
そうやって思考停止してしまうと、現実は何も変わりません。
挑戦できない人に共通しているのは「自分の行動範囲を決めつけている人が多い」と私は考えています。
現にこれまで様々な人と関わってきましたが、挑戦しない人ほど、口癖に「僕は●●な人間なんで~」と最初から諦めてしまっています。
自分という人間の行動範囲を決めない。まずは挑戦してみるというマインドを持つことが重要です。
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一番きついのは、学歴そのものより自分で自分を縛ってしまうこと。思考の癖に気づけるかが分かれ道。
非大卒という現実との向き合い方

今からの努力と継続した積み上げが、差を取り返す鍵になる。
厳しいことを言いますが、非大卒であることは変えられない事実です。
そこをいつまでも嘆いても仕方ありません。では、どう向き合っていけばいいのかをこの章で解説します。
学歴は過去のもの、もう戻れない
悲しきかな、どんなに後悔しても過去の学歴は書き替えられません。
私も学生時代の時の自分に、なぜもっと勉強をしなかったのか何度も責めました。
でも、変えられないことに執着し続けるのは、もったいないと私は考えています。だって、現実問題どうしたって取り戻せないじゃないですか。あるとすれば、今から大学に通い直すかくらいです。
お金や時間の余裕があればそれも良いかもしれません。しかし、ほとんどの人がそんな余裕はないはずです。それであれば、悩む時間を別のことに使った方がよっぽどいい。そう考えるようにしています。
後悔があるなら今から努力すべし
今からできることは、経験を積むこと、スキルを磨くこと、環境を選ぶこと。遠回りでも、それが一番確実な道です。
1日であなたの周りを取り巻く環境や、周囲への評価が変わるような特効薬はありません。
地道な努力のみです。
今の仕事に一心不乱に取り組んでみるも良し。何か別のスキルを学んで、副業で稼いでみるも良し。なんでもいいです。
興味のあること・努力できそうなこと全部に挑戦するつもりで頑張ってみてください。
人生単位で見れば、いくらでも取り返せる
20代・30代で感じる差は、人生全体で見ればまだ途中にすぎません。
今すぐ逆転しなくてもいい。でも、積み上げることから逃げてはいけないと私は考えています。1日30分でいい。小さくてもいいから、努力を積み上げていけば、いくらでも取り返せます。
ちなみに、日本人は社会人になった瞬間に勉強しなくなると言われています。社会人の平均勉強時間は、1日10分にも満たないそうです。
そんな中で、毎日30分を勉強や副業に使ったらどうなるか。1年後には、確実に「大きな差」になっています。
- 塵も積もれば山となる。
- 千里の道も一歩から。
- 石の上にも三年。
才能よりも、環境よりも、結局は「続けられるかどうか」
コツコツ積み上げられる社会人でいきましょう!

変えられない過去より、これから積める経験に目を向けた方がいい。キャリアは、いつからでも動かせる。
非大卒のキャリア論|筆者の考え

非大卒はいきなり大手を狙うより、経験やスキルを先に積むのがオススメ。
最後に、非大卒のキャリアをどう描いていけばいいか、私なりの考えを記載します。
まず、もしあなたに上昇志向があるなら、いきなり大手や有名会社を目指すよりも、まずは関連する業界や、職種で実務経験を積むことを最優先にすべきです。
遠回りに見えるかもしれませんが、これが非大卒の現実的な戦い方です。
具体的に、キャリアの道は大きく分けて2つあると考えています。
ひとつは、総合職・ビジネス職として戦う道。この場合、学歴が評価に影響する企業も少なくないため、まずは業界経験を積み、実績で勝負できる土台を作ることが重要です。
もうひとつは、エンジニアやマーケティングなどの固有スキルを磨く道。こちらは学歴の影響を受けにくく、スキルそのものが評価される世界でキャリアを築けます。
一番避けるべきなのは、学歴を重視する会社で、非大卒のまま消耗し続けること。
努力が正当に評価されず、チャンスも得られないまま、自己肯定感だけが削られていく。そこにメリットはありません。
大切なのは、「どこで戦うか」を間違えないこと。
学歴で勝負する場所か、経験やスキルで勝負する場所か。非大卒こそ、戦場選びがキャリアのすべてだと私は思っています。
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まずは自分の現在地をしっかりと見定めよう!学歴で勝負できないなら、他で証明できるスキルを磨くと良いですよ。
まとめ|非大卒がキャリアを諦める理由にはならない

最後まで読んでいただきありがとうございました!
厳しいことを言いますが、非大卒は確かに不利な場面も多いです。就職や転職に限らず、何気ない友人との会話や時にはマウントを取られるときもあるでしょう。
しかし、学歴がないというだけで諦めてはいけません。
なぜなら、人生は学生時代より、社会人になってからの方が長いのです。あなたの努力次第でいくらでも取り返せて行けますよ。
具体的に何をしていけばいいのかは、また別記事にするとして、本日は非大卒に対する考え方のヒントになれば幸いです。
それでは最後に、紹介した内容を踏まえて、「今日からできることリスト」を共有して以上にします。
- 学歴フィルターが薄い業界を3つ書き出す
- 応募条件で弾かれにくい求人軸を1つ作る
- 職務経歴を「実績ベース」で3行にまとめる
- 学習 or 副業を毎日30分だけ固定する
- 3ヶ月後を目安に、求人を20件眺めてみる
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以上、天職オンザロックのバレルでした。
