転職初日で終わったと思った日、泣いたって大丈夫|共感と対処法まとめ

転職初日。
「よし、頑張ろう!」と気合を入れて出社したはずなのに、数時間後には「終わったかも…」と絶望。そんな経験はありませんか?
- 新しい職場の空気に馴染めない
- 上司や同僚の態度が冷たい
- 仕事内容が思っていたのと違う
このようなギャップに直面すると、「自分には合ってないのかも」と感じてしまうのも無理はありません。
でも安心してください。
転職初日に違和感を感じたことのある人は、意外と多いです。何を隠そう私も、転職初日にミスをしてやらかしたこともあれば、軍隊式の朝礼をしている職場で「なんか変じゃね?」と違和感を覚えた経験があります。
この記事では、そんな不安を抱えるあなたのために
- 転職先で終わったと感じる理由
- その感情が本当に正しい判断か
- つらいときの対処法
を私自身の経験も交えながら解説します。この記事を読み終わるころには、少しでも心が軽くなっていれば幸いです。

転職初日に終わったと感じるのは普通

転職初日。誰だって少しは期待して、新しいスタートに胸を膨らませるもの。でも、いざ出社してみると「思ってたのと違う」「やばいかも…」と不安に飲まれてしまうことも珍しくありません。
結論で言えば、大丈夫です。その感覚は“あなただけ”ではありません。
この章では、前提の情報として終わったと感じるよくある理由や、その感情との向き合い方について解説します。
初日は誰でも不安になりやすい
新しい職場というだけで、心も体も緊張します。
右も左もわからない状態で、慣れない人たちに囲まれ、覚えることも盛りだくさん。そんな状況で不安を感じない方が珍しいくらい。
むしろ、不安になるのは真剣に仕事に向き合おうとしている証拠。誰でも最初は不安定で当然です。
新しい環境に慣れるまで時間が必要
前の職場では、少なくとも「慣れた空気」がありましたよね。一方で転職初日は、いわゆる完全なアウェイな状態です。
ゼロからの人間関係、業務フロー、社風など、すべてが未知です。初日で「自分に合わないかも…」と感じても、それはまだ“表面の印象”にすぎません。
数日たってみると、案外雰囲気が良かったり、話しやすい人がいたりすることもあります。早々に見切りをつけず、まずはじっくり観察してみることから始めましょう。
初日に怒られた筆者のエピソード
私自身、転職初日にミスをして、いきなり先輩社員に注意された経験があります。
具体的には、簡単なテレアポから始めたのですが、電話した先がすでにお取引をしている会社で、先輩社員から「うちのクライアントに手を出すな!」といきなり怒られました。
「まだ初日なんだけど…」となかば、半グレ状態。正直、理不尽に怒られたので、終わった〜!と思い心が折れかけました。
けれど、数週間後にはその先輩と普通に雑談もできるようになっていたし、今となっては笑い話。先輩も、その時は切羽詰まっていたと反省していました。
つまり、初日の印象がすべてではありません。私からのアドバイスとしては、『ちょっとのことでは動じず、どっしりと構えておいてください。』ということですね。

初日の失敗って、実はだれもそんなに気にしてません。むしろ周りは「新人さんならそんなもんでしょ」って思ってますよ。焦らずいきましょう。
転職初日に終わったと感じる理由【5選】

ここでは、実際に多くの人が「転職初日で終わった」と感じる具体的な理由を紹介します。
心当たりのある項目があるかもしれません。一緒にチェックしていきましょう。
職場の雰囲気が合わない
職場全体の空気感は、働く上でかなり大事な要素です。みんなが黙々と作業していて雑談もない雰囲気だと、「ここは自分に合わない環境かも…」と感じやすいもの。
反対に毎日飲み会をする職場で、みんなあだ名呼びなど極端なところがあります。個人的には、付かず離れずのちょうどよい距離感の職場が1番良いですが、こればかりは入社してみないとわかりません。
特に前職の職場環境と大きなギャップがあるとストレスを感じやすくなります。面接の段階から、職場見学などをして雰囲気を探っておきたいものですね。
上司や同僚の態度が冷たい
初日なのに誰も話しかけてくれない。挨拶しても軽く流されて終わり。そんな冷たい態度を受けると、「歓迎されてないのかな…」と不安になりますよね。
でも、実は単に“忙しかっただけ”というパターンも意外と多いです。みんなが性格的に冷たいのか、単に忙しくて構ってる余裕がないのかは冷静に判断しましょう。
でも、「初日なんだからしっかりオリエンテーションくらいしてよ」って感じですよね。
仕事内容が聞いていた話と違う
求人情報や面接で聞いていた話と、実際の業務内容が違う。このギャップにショックを受ける人も少なくありません。
「こんな仕事をするつもりじゃなかったのに…」と感じたら、まずは配属や担当が一時的なものか確認してみましょう。
万が一大幅に仕事内容が変わる場合は、職場の上司や人事担当に相談してください。変えるつもりがなければ、その会社はかなりヤバいです。労基署に相談しつつ、早々に離れることを検討してください。
前職と比較してしまう
「やっぱり前の職場のほうが良かったかも…」
これは誰しも一度は思うことです。慣れ親しんだ環境を抜け出した直後は、どうしても前職がよく見えてしまう回顧バイアス(過去を美化してしまうこと)が働きます。新しい職場に違和感を感じれば感じるほど、過去に対する執着というのは強くなってしまうもの。
感情的にならずに、前職は具体的にどの点がよかったのか?そもそも、前の職場の転職理由って何だったのか?を思い出しながら、整理しましょう。
馴染めないと感じる
周囲が既に仲良さそうな雰囲気だと、「自分だけ輪に入れない」と感じることも。中途採用に慣れていない会社は、外から来た人間を警戒する風潮すらあります。打ち解けるまでに時間がかかるケースもあるでしょう。

しかし、いきなり溶け込める方がむしろ珍しいです。焦らずに少しずつ慣れていけばいいと私は思います。注意点としては、溶け込もうと必死にガンガン行くこと。また大学デビューみたいに、調子に乗ってしまうといきなり嫌われてしまう可能性もあります。
私の場合は、転職してすぐの歓迎会でガンガン飲みすぎて後悔したことも…(あぁ思い出したくない…)最初は、控えめくらいがちょうどいいですよ。

「合わないかも」は“第一印象”。でもその後の関わり方で、ガラッと印象が変わることもあります。すぐに結論を出さなくても大丈夫。
本当に終わりなのか見極めるポイント

感情があふれている初日こそ、「冷静な判断」が難しいタイミングです。
ここでは、本当に“転職失敗”なのかを見極める3つのポイントを紹介します。
1日で判断しない|最低でも1ヶ月様子を見る
初日でその会社のすべては見えません。1週間〜1ヶ月ほど経てば、業務の全体像や人間関係が少しずつ見えてきます。一番良くないのは、感情的になってすぐに見限ってしまうこと。投げやりな行動は何一つ良いことがありません。
また、仮に人間関係が良くない、馴染めなかったとしても気にする必要はないです。良い距離感を保って仕事をする方が長続きすると思いますよ。逆に、用もないのに毎週飲みに行って、グチ大会をするくらいの仲はオススメしません。
仮に終わったと思っても、「とりあえず今月いっぱい」と決めて様子を見るのも一つの手です。
入社前とのギャップが「致命的」かどうかを判断する
たとえば「残業ほぼなし」と聞いていたのに毎日22時退社…。これは致命的なギャップですよね。すぐに転職を検討すべきです。
でも「少し業務が違った」「説明がざっくりだった」程度なら、まだ修正が効く可能性があります。まずは、会社に相談 or 自分で工夫することで、改善する余地があるかどうかを検討しましょう。
いいですか、完ぺきに入社前とのギャップをなくすことはほぼ不可能です。ギャップの度合いを冷静に判断できるようになってください。また、もし致命的な場合は、遠慮なく転職を視野にいれましょう。
成長できる環境かどうかを冷静に見る
つらい初日でも、そこに「自分が成長できる要素」があるなら、もう少し踏ん張ってみる価値があります。例えば、未経験でチャレンジした場合ですね。未経験の場合は、ギャップしかありません。違和感を感じるのは当たり前でしょう。
しかし、ここで諦めてしまったら、せっかくの成長機会が失われてしまいます。修業期間と決めて、2〜3年は頑張りましょう。(もちろん、ブラック企業ではない前提ですよ。体は第一に。)
逆に、「ここにいたらスキルが伸びない」と感じるなら、今後のキャリアのために早めの行動もアリです。

私も「入った瞬間ミスったかも…」と思った会社で、結果的にスキルが爆伸びした経験があります。迷ったときは、“未来の自分”にとってプラスになるかで考えるといいですよ。
どうしてもつらいときの対処法

どうしても「もう無理かも…」と感じたときは、無理せず立ち止まっても大丈夫。
ここでは、実際にできる対処法を紹介します。
まずは信頼できる人に相談する
自分の中だけで抱え込まず、友人や家族、元同僚など、信頼できる人に気持ちを話してみましょう。話すだけで、だいぶ気持ちがラクになることもあります。
また、グチを話すだけではなく、どうすればいいかなど、建設的な相談もできると更に良いです。辛い時はどうしてもその場しのぎ(グチを吐いて一時的に楽になる)になりがち。しかし、それでは一向に良くなりません。
信頼できる人に相談するのであれば、転職すべきか、また職場でどう振る舞えばいいかなどの相談もできるようになりましょう。
配属変更・部署異動の可能性を探る
入社後すぐの相談は気が引けるかもしれませんが、あまりに合わないと感じたら、上司や人事に異動の希望を出してみるのも手です。
ただし伝え方には注意が必要。「辞めたい」ではなく「こういう形なら頑張れそう」という前向きな伝え方を意識しましょう。あと、職場の人の悪口も避けておくべきです。まだ入社して間もないのであれば、古参メンバーの肩を持つ可能性も高いです。
上司や人事に相談する際には、本音マックスにならないよう、伝え方にも注意しましょう。
転職エージェントに意見を求める
転職エージェントを利用していた場合は、担当者に現状を相談してみましょう。ハローワークや、学校で使っていたキャリアセンターでも良いです。
- すぐに辞めるべきか
- 今の状況はよくあることか
- 仮に辞めた後のキャリア形成
など、第三者の意見を聞くことで客観的に判断できるようになります。まずは自分ひとりで判断せずに、第三者目線からの意見をもらいましょう。

いちばん大事なのは、“自分をすり減らさないこと”。耐えることが正解じゃないときもあります。限界を感じたら、遠慮なく逃げてもいいんです。
まとめ|転職初日だけで判断しないこと

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
転職初日に「終わったかも…」と思っても、それはあくまで“初日”の感情です。
そこだけで全体を決めつけなくても大丈夫です。しかし、あまりにも入社前とのギャップが大きい場合や、心身ともに追い込まれるような状況の時は、無理せずに転職などの選択肢も検討してください。
まずは、転職先でうまくいくことを願います!それでは、本記事の要点をまとめて終わりにしましょうか。
- 転職初日に不安や違和感を覚えるのは、ごく普通のこと。
- 初日に感じる「終わった感」は、慣れていないだけの可能性が高い。
- 本当に合わないかどうかは、最低1週間〜1ヶ月かけて見極めるのがベスト。
- 限界を感じたら、異動や相談といった対処法もある。
- 何より大切なのは、自分の心と体を守ること。
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以上、天職オンザロックの新道バレルでした。